入居者インタビュー
roman亭
年齢、職業、入居から現在までに経過した期間を教えてください。
- H
- 今、29歳です。職業は会社員で、まだ入居して2週間です。
- I
- 年齢は今23歳。カレー屋でアルバイトしています。入居して4ヶ月くらいです。
現在のシェアハウスへの入居前は、どのような暮らしをされていましたか?
- H
- 学校を卒業して社会人になって、6年間東京で1人暮らしをしていました。その後で海外に2年間行ってから実家の群馬の方で半年ちょっと生活して、東京に戻ってきました。
- I
- 韓国で家族と暮らしていました。
シェアハウスで暮らそうと考えたのは、なぜですか?
- H
- ひつじ不動産を通してシェアハウスに住んでいる友達がいて、その子が紹介してくれました。実はその子とは昔、2人でルームシェアをしていました。メリット、デメリットがあるので、どうしてもシェアが良かった・・というわけではないんですけど、今の自分にはライフスタイルが合っているのかなと思いました。
- I
- 韓国で日本語学科で学んでいたので、日本語を話す環境が欲しかったんです。
シェアハウスでの他の入居者との交流について、入居前のイメージと実際に入居した後の印象はどう違いましたか?
- H
- やっぱり昔2人でルームシェアしていた頃とは、人数のせいもあるけど違いますね。友達からはワイワイ楽しいとか、映画を一緒に見たりとかするって聞いていたので、そんなにギャップは無かったです。みんな楽しそうに共用スペースでお喋りとかしてて、賑やかで良いなぁと思ってますね。
- I
- イメージは、家族のような交流です。1人1人別々に入居しているので、付き合うのは大変じゃないです。男性もいるシェアハウスに住んでいる友達から、女性だけだと大変かもって言われて心配だったんですけど、みんな優しいので大丈夫でした。
他の入居者との関係をどのように捉えていますか?
- H
- うーん、どういった人・・友達でもないですよね。やっぱり一緒に生活しているので。友達との違いは、友達はやっぱり自分のプライベートな事を話せる相手だと思うんです。でも、普通に話したりはしますけど、例えばいきなり相談を持ちかけられたりとか、そういう重たい会話は今のところ、ここでは無いですよね。友達みたいに深くなっていく人も、中にはいるのかもしれないですけど。
- I
- 職場の人とは違って、ここの人は家族みたいにお帰りなさいとか言ってくれたりするので、嬉しいです。
他の入居者との交流や関係で工夫している事、気を付けている事は、どんな事ですか?
- H
- その人の性格もあるとは思うけど、できるだけ細かい事は気にしない方が良いかなと思います。気になりだすとキリがないので。
- I
- うーん、あまりないです。普通に暮らしています。
シェアハウスで暮らす事のプラス面、マイナス面って、何でしょうか?
- H
- メリットは、特に女性だったらやっぱり1人暮らしよりかなり安全で、楽しい事。それに節約もできるし、色々な情報を交換できる場所でもあるかな。あとは、やっぱり人を見ながらちゃんとしていく、みたいな部分もありますよね。人がいるから、食器を洗わないでシンクに置きっぱなし、なんていう事も絶対無いし、バスルームも次の人のために綺麗にしておくとか、そういう意味ではしっかりしてきます。デメリットは、多少プライベートに制限が掛かる事かな。
- I
- 悪い事はあまり無いです。ここはまだオープンしたばかりで、住んでいる期間もみんな同じくらいだし。良い事は、毎週毎週パーティがある事(笑)。それに、よく食べ物を作って貰えたりするのも嬉しいです。
シェアハウスに暮らし始めて、人間関係や他者への意識といった面で、何か変化はありましたか?
- H
- まあ、本当に同じ屋根の下に住むので、何か作ったら食べて下さいとか、一緒に食べようとか、スペースだけのシェアではなくて色々な事のシェアですよね。商店街のイベントがあるから、一緒に行かない?とか。やっぱり共同生活して学ぶ事は、ちゃんと気を遣うっていう所かな。あくまでも自然な事なんですけど。そう言えば、私はシェアの経験が長いので実感が無いんですけど、職場の人に話すとビックリされる事も多いです。
- I
- 始めから同じです。変わってないです。
シェアハウスで暮らしていて、地域との関係や繋がりはどの程度ありますか?
- H
- 近所のクリーニングのおばちゃんとか配達の人が何か言ってたとか、他の人から聞きます。クリーニングのおばちゃん経由の情報は結構重宝しているみたい(笑)。私はまだ会った事が無いんですけど。
- I
- 無いです。あ、都電でお婆さんが声を掛けてくれたんですけど、知り合いじゃないですね。
病気になった時、防犯面、生活していく上での安らぎといった、安心感という事とここでの暮らしについて、普段感じている事はありますか?
- H
- 防犯面では大きいと思います、やっぱり。常に人の出入りがあるので、そんなにこう、狙われる事もないと思うし。病気は、前にシェアしていた時に友達が薬なんかを買ってきてくれたりとか、看病してもらったりしました。
- I
- 風邪を引いた時、みんな心配してくれて、お粥を作ってくれました。大久保まで行ってチゲとか、何か韓国人が風邪を引いた時に食べるサムゲタンとか買ってきてくれて(笑)。この家は遅くまで電気がついてて毎日みんな喋ってるし、泥棒とかもあまり心配してないです。本当に安心。
身体的な健康、精神的な健康、健康的な暮らしという意味合いを全て含めて、健康とシェアハウスでの暮らしについて普段感じている事はありますか?
- H
- やっぱりストレスになる人もいるとは思うんですけど、私は人と一緒に住みたくてここに住んでいるので。キッチンの調理器具とかを見れば分かると思うんですけど、1人で住んでいるよりは豊富に料理の環境が揃っているので、ほとんどの人が自炊していますね。元々そういうのが好きな人が集まっているのかもしれないですけど。何作ってるの?とかそういう会話も楽しいし、私はプラスに楽しんでいますね。そういうのも共有の内という事で。
- I
- やっぱり1人で暮らしていると寂しいですけど、ここはワイワイしているので、寂しくないですよね。
エコロジーとシェアハウスでの暮らしについて、普段感じている事はありますか?
- G
- (この質問のみインタビューに参加): みんなが長くリビングにいるんだったら、光熱費はすごく安くなりそうだなとは思いますね。テレビとかも一緒に見れるし、あとは暖房とか洗濯機も一個ずつでいいから、地球に優しいんですかね。
- H
- そうですね、まあ無駄は少ないと思います。食べ物も共有の所に置いた物はすぐに無くなりますし(笑)。無駄がないですよね。節約とかそういう部分では、かなりエコではないかと思いますね。
自分と価値観が違う人に対する意識や接し方や、多様な交流を持つという観点から、シェアハウスでの暮らしについて普段感じている事はありますか?
- H
- さっき友達ではないという話をしたんですけど、ここの人達は、たまたまここで暮らしているけれど、誰も他に一緒に住む人を選んでないんですよね。だから本当に偶然の巡り合わせと言うか、そういうのが凄く面白いですよね。みんながそういう前提で来ているので抵抗もそんなに感じないし、がつがつプライベートに入って来る人もいないし。やっぱり見知らぬ人だったら抵抗があると思うんですけど、信頼関係があると言うか、抵抗が無いですね。でも、見知らぬ人に対しては前と全然変らないです。
- I
- あまり無いです。文化の違いは感じますけど、みんな良い人なので。
リビング、休日、平日それぞれ何時間ぐらい滞在していますか?
- H
- 平日は1時間から、長くて2時間くらいですかね、休日は外出していなければ一緒に食事したりもするので、3,4時間ですね。
- I
- 休みの日は、起きたらずっと一日の半分くらいいます。だから、だいたい6時間くらいかな。普通の日は2時間くらいです。
全体的に、現在の暮らしが好きですか?
- H
- 好きですね、今の生活。便利だったりして、とにかくメリットが多いし、楽しい。それに、空間の広さも大事だと思うんです。1人暮らしをしていたら狭いワンルームに狭いキッチンという感じだし、寂しい。同じ事をしていても笑い声が聞こえたりして、温かい空間とか雰囲気があるので、やっぱり楽しいです。
- I
- とても好きです。バイトとかで何か問題があったら、ここですぐに相談できるし。韓国から1人で来ているおで、みんな気にしてくれて、心配して相談に乗ってくれたりとか。毎週毎週パーティも多いし。日本に来たばかりで友達がいないし、ここの人達が一番付き合う人です。